学生であること
最近、大人(といっても、あまり大人らしさがない相手ではあるが…)に反発というか、反論というか、そういうことをして怒られたことがある。
その相手は部活で関わる大人であるのだが…
その大人曰く、最近の学生は礼儀がなっていないという。
その礼儀は、大人を敬うことを主に指している。
目上の人を、敬うことは大切であるし、挨拶などの礼節は行うべき行為である。
しかし、大人だからといって、発言や提案が全て正しいわけではないし、間違ったことを言う可能性はもちろんある。
そこで、学生として、指摘、提案が違うのではないかと意見したとき、「私はえらい立場なのだから、礼節をわきまえ、まずは頷きなさい!」という趣旨のことを言われた。
確かに、目上で偉い人なのかもしれない。
しかし、間違っていることを、間違っていると指摘しなくては、学生である理由がないではないか。
私のなかで、学生というのは、先人たちの知を学び、その学びを受け入れつつも、批判的に考察し、新たな考えを創出することであると考えている。
今までの知識を使い、批判をする事が学生ではないのか。
批判的考察。相手を言いくるめることではないが、相手の意見に穴があったら防がねばならない。
大学生活で一番最初に学んだことである。
大人になっても、立場が上になっても、みんなの意見に耳を傾けられる人になりたい。